バスのストライキ。


今日はちょっと遠出。
昨日検索したら、オーガニックワイン(ビオワイン)のお店を発見したから。
「Green&Blue」
それがお店の名前。
名前からしてお気に入りになりそうな予感。
でも、道がよくわからないので、キャプチャーした画像をスマートフォンに取り込んで持っていくことにした。
初めての場所(ほとんどが初めての場所なんだけど)はいつも不安。

Bow Road→White Chapel→Brockley
全てZone1-2の範囲。
本当は近くまで電車が通っているから、それで行きたいところだけど、節約と町を見てみたかったのでそのルートに決める。
バスも通っているみたいだし。

Brockley駅を降りるとカフェが目の前にある。
「BROWNS OF BROCKLEY」
ここもチャンスがあれば行こうと思っていたことを思い出す。

帰りに寄ろう。

そして、歩き出す。
バス停を発見したが、時刻表がないのでスルー。
歩いても良いと思ってたし。
このあたりは、閑静な住宅街。
道も狭く、閑散としていて若干びびる。
地図通りに歩くけどかなり長く感じる。
やっぱりバスにしておけば良かったと考えるもバスが背後からやってこない。
そうするうちにナンヘッド駅を通り過ぎ、大通りエヴァリーナ・ロードに出る。
近くにバス停があったので、待つことにする。
待ってると中々バスが来ない。一緒に待っていた黒人の女の子も待ちくたびれた様子。
八百屋のおばちゃんが「今日はバスは来ないよ。」的なことを言ってる。詳しくはわからなかったけど。
「ありがとう。」と言ってまた歩き出す。いつか来る事を信じて。
女の子は「Why?」。
そりゃそうだよね。
俺も聞きたかったけど、聞いたところでわかっていたのか。
ペッカム・ライという芝生が綺麗な公園を通り過ぎ、ひたすら歩く。
どのくらい歩いたろうか。
ついにT字路に出る。
ここを曲がれば「Green&Blue」が近いはず。
この辺りはなんとなく栄えてる。

そして、到着。
窓の外からドキドキしながら中を見てみる。
手前が飲食スペースで、奥が販売スペースであることを確認する。
とりあえず、入る。
昼間だというのに何席かはマダムや仕事中の人がワインを飲んでる。
奥の販売スペースに行くと案の定、よくわからないながらも、良いお値段のワインが並ぶ。
見始めると店員さんが声をかけてきた。
「何がよろしいでしょうか?」みたいに言われたけど「Can I help you?」じゃないのでよく分からない。
でも、「一通り見ますか?あとでお話伺いましょうか?」(みたいに言ったはず)と言われたので「あとで」と答える。
2周くらい見て、買う気がうせる。
先輩のTさんが来てたら興味深いものがたくさんあったのかもしれないけど、俺はよくわからないからやめることにした。
Tさんのお店に置いてあるワインも見つける。
卸値で15ポンド位。
高いのか安いのか分からない。
しかし、店で飲んだら倍の値段って。。。
声を掛けられた人もいなかったのでとりあえず出る。
なんのためにここまで来たのか。
でも、よくよく考えると一人でおいしいワインを飲んでも寂しいし、日本に帰ってTさんのお店で飲んでも一緒だと自分を納得させる。
そして、また帰路へ。
いい加減バスが来ないかな〜と思っていたら一台走っているのを見つける。
そして、バス亭で待っていると掲示板に「NO BUSES」と表記されている。
これってもしかして噂の「ストライキ!?」。
確信がないものの、再び帰路に着く。
最近買ったばかりのVANS ERAには少々きつい道のり。
先っぽのゴムが擦れてる。。。
あくまで消耗品だからとまた自分を納得させる。
帰りも同じ道で往復一時間半くらい歩いた。

疲れたので駅前のカフェに寄ることに決める。
少し元気になる。
中でゆっくりしたい。
そう、思ったけど、お持ち帰りで良い?みたいな雰囲気。
「中で飲みたいんですけど!!」
なんて言えない日本人的な性格に嫌気がさす。
2.5ポンドと思ったけど、2ポンド。
味はまあまあ。
たぶんケニアっぽい。
本当にこの国のカフェはケニアみたいなフルーティーな味が好みなのだろう。

家の近くのBow Road駅に着く。
この駅に着くと家に帰って来たんだな〜とほっとする。
駅を出るとバスが通っていない。
バス停で待ってる人に通りがかりの人が今日はストライキだよと教えている。
ここに来て、初めてロンドンの道にバスが通ってない光景。
あの二階立てバスが通っていないことにロンドンではないんじゃないかという気にさせる。