自転車

Londonのレンタサイクル(Barcklays Cycle Hire)。
400箇所以上の「ドッキング・ステーション」と呼ばれる駐輪場があり、どこで乗り捨てしても良い便利なもの。
契約料もそんなに高くなく、30分までのレンタル料は無料。
一度乗りたいと思ってて、この前韓国人の友人Kと試し乗り。

家から近くのロンドン・オリンピック・パークまで行くことにした。
乗り始めてすぐにオリンピックパークが見え始める。
なんとなく川沿いをいけば着くだろうと川沿いを走ってみる。
すぐそばに近づいたが行き止まり。
おかしいな〜と思いながら進んでいくと逆に遠くなっている雰囲気。。。
大丈夫だろうと思ってさらに進んでいくと、より遠くなってきている。
ドッキング・ステーションも見つけられないので返すに返せない。
通りすがりにオリンピックパークで働いている人に行き止まりだよと言われたので、ついでにStratford駅までの道のりを聞く(Stratford駅にさえ行くことができればドッキングステーションがあると思っていた)。

僕「Stratford駅はどうやって行けます?もしくは、ドッキングステーションがあれば教えてほしいんですけど。」
スタッフ「Stratford駅はここから遠いよ。ドッキングステーションはBow Road駅しか知らないな。」
僕「えっ!?僕たち、Bow Road駅から来たんですけど。」
スタッフ「戻るしかないかもね。」

一時間位ここまで来るのにかかってる。
Kが焦りだす。
僕のカードが使えず、Kのカードを借りて乗っていた。
そのカードはお父さんのカードで使いすぎると怒られるらしい。
そのときは30分で着くから大丈夫だろうと思ってた。
すごく焦ってるK。
疲れすぎているK。
何か飲みたいK。
結局、戻ることにした。

二人で一生懸命戻ってきて、なんとかBow Charchのドッキングステーションに戻る。
さらに問題発生。
Kが自転車の前カゴにジャケットがないと言い出す。
疲れていた僕は最悪捨てようと提案。
でも、その中にMP3が入ってるから捨てるに捨てれないらしい。
もし、あるとすれば橋でKがこけた時だなと僕は予測。
探しながら橋まで行ってみると、そこには何もない。
そこから川沿いを見渡す限り何もない。
この道を戻るのかよ〜と思ってたら、おじさんに話しかけられる。

おじさん「何をしてるの?」
僕たち「ジャケットを探してるんです。」
おじさん「何色?ポケットに何か入ってる?」
K「色はグレーでポケットにMP3が入ってるんです。」
おじさん「ちょっと待って。これかな。」
僕たち「これです!!!どうもありがとうございました!!!」

本当に良い人が拾ってくれてよかった。
捨てる神あれば、拾う神あり。


追伸
Londonでは歩道を自転車で通ることは違法です。
Kは無視していました。
捕まっても知らないと僕は密かに思ってました。
でも、車道を走ってると結構、車との距離が近くて怖い思いをよくしました。
Londonで自転車に乗る場合は気をつけましょう。
車道に自転車と花束が置いてあることがたまにあります。
よく自転車に乗った人が亡くなってるとのことなのでご用心を。
加えて、ドッキングステーションの場所は知らない場所では必ず確認しましょう。
えらい目にあいます。