それぞれの事情

今日はフィリピンで知り合った友達がオーストラリアから旅行で来る予定だった。
しかし、家族の事情ですぐに日本へ帰らねばならず、ロンドンへ旅行で来ることはできなかった。

フィリピンで知り合った友達の中で語学学校を卒業後、オーストラリアにワーホリで行ったのに、半年も経たずに帰国、もしくは別の国へと自分の道を変更した友達が三人。

一人は今日来る予定だった友達。

一人は僕がまだフィリピンにいる間に戻ってきた。
その子にはフィリピンでできた彼氏がいたので、それが理由で戻ってきたと思っていた。
実際の理由はそうではなく、フィリピンの日系企業で働くためだった。
その子は将来、日本でNGOやNPOで働くためだと言った。
そこで働くためには海外生活が2年は必要らしい。
それであれば、オーストラリアで働くことも良いんじゃないかと思ったけど、発展途上国の方がより有利だと考えたからだと言っていた。

もう一人はオーストラリアが合わないからだと言ってた。
その子はバイロンベイに行っている。
僕が行ってみたい場所。
その子が言うには、自分にはその地が飽きてしまって、今通ってる語学学校が終われば一度帰国し、ロンドンに来るための準備をするそうだ。

予定を変更する。
それは一つの決断だ。
人は常に何かを感じ、考え、瞬間、瞬間を判断していく。

自分が想像した状況とは違うということもあるだろうし、自分以外の誰かのために変更することもある。
そこには、人それぞれの理由がある。

友達は自分の分まで楽しんで、と言った。
今日みたいな天気が良い日にロンドンに来れたなら良かっただろうに。
僕がロンドンに着いた日は雨だった。